Beziex自由曲面バーチャル研究室
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Beziex LG (初代Beziex)

Beziex AT プレリリース版
(改良型Beziex)

        -->[開発中止]



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Beziex自由曲面バーチャル研究室
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BeziexLab は、自称 CG理論アーキテクトの EISHIN が運営する私設バーチャル研究室です。この研究室は自由曲面理論の研究を目的としており、本サイトでは現時点までの成果である
「ポリゴンを自由曲面化後、その曲面上で再分割する」ソフト
のダウンロード (FREE) などを行っております。
なおこのページでは 「Beziex AT」 について説明します。




■■■ Beziex AT ■■■


Beziex ATの開発は中止しました。詳細は「Beziex Tsのページ」を参照のこと。


1. 概要

Beziex AT は、ベジェ境界曲面(ベジェ曲面の拡張形)というポリシーを継承しつつも、新しいアルゴリズムに基づく
自由曲面モデリング関数ライブラリ & サンプル
である。すなわち単なる Beziex のバージョンアップではなく、別物と考えて構わない。 そこで今までの「Beziex ライブラリ」を
Beziex LG
と呼ぶことにする。
なお Beziex AT はソースコードも一から書き直されている。しかしこのソースコードは研究用なので、品質は保証しない。


2. 開発/実行環境のダウンロード

2-1. Microsoft Visual C++ 2010

Beziex AT は
Microsoft Visual C++ 2010 Express Edition - 日本語用
を用いてビルドを行なった。このツールは無料でダウンロード可能である。具体的には下記のような操作でインストールすればよい。

1)  開発環境が Windows 7 で且つ、まったく「ISO仮想ドライブソフト」が入っていない時は、何らかの仮想ドライブソフトをインストールしなければならない。
例えば「WinCDEmu」というソフトを使う場合は、下記URLの「Download」ボタンを押し、インストーラをダウンロードする。そしてインストールを行うこと。
http://wincdemu.sysprogs.org/download/

2)  下記URL(直リンク)から "Visual Studio 2010 Express" の「オフライン(DVD)インストール版」をダウンロード。
http://go.microsoft.com/?linkid=9709975

3)  「VS2010ExpressJPN.iso」をダブルクリックして、マウントする。

4)  「setup.hta の実行」を行う。そして途中、「Visual C++ 2010 Express」を選択。

5)  「VS2010ExpressJPN.iso」のインストールを最後まで実行したら、下記URLで Service Pack 1 をダウンロードし、インストールする。
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=23691

6)  インストール完了。


3. 新アルゴリズム

Beziex AT では「隣接曲面との滑らかさ」の向上を第一目的として、アルゴリズムを考えた。その結果、
1)  境界曲線は必ず任意の平面上にある。すなわち境界曲線の端にある2頂点から伸びるハンドルもその平面上にある。
2)  ハンドル長は
a)  頂点間ベクトル(境界曲線端の2頂点を結ぶベクトル)とハンドルの成す角度
b)  頂点間ベクトルの長さ
から一意に求まる。
という特徴を持つこととなった。
これは自由度という点において、Beziex LG に劣っている。しかし「隣接曲面との滑らかさ」の向上を考えた場合、この条件を受け入れても構わないと考える。


4. サンプル・アプリケーション

4-1. サンプルの概要

Beziex AT は Beziex LG と別物なので、サンプル・アプリケーションの内容/目的もまったく異なっている。具体的には、Beziex LG 用サンプルは「自由曲面Viewer & 変形体験ソフト」であったが、Beziex AT 用は、
「ポリゴンを曲面化後、その曲面上で再分割する」ソフト
である。さらに詳細を述べると、
1)  Wavefront OBJ形式のポリゴンファイル(以後、OBJファイル)を読み込む。
2)  ポリゴンを膨らませるような形で曲面化。この曲面は前項の新アルゴリズムに基づいており、 また「曲面頂点」と「元のポリゴンの頂点」は同位置である。
3)  この曲面を 2〜8 分割したポリゴンを生成する。
4)  ポリゴンを OBJファイルか、VRMLファイルに書き出す。
の処理を順に実行するソフトとなっている。
なおこのサンプルは、コマンドラインで実行するコンソールプログラムである。また物体を表示させることをしないので、(Beziex LG と異なり)OpenGL等を使用することもない。


4-2. 入力OBJファイルの条件

このサンプルでは、読み込めるOBJファイルに次のような条件が付いている。
1)  法線情報は必ず記述されていること
2)  空間的に一つにまとまった物体であること
3)  3角形/4角形のみから成ること
その他様々な制限により、ファイル書き出しに失敗することがあるので、ご了承願いたい。
また各種パラメータ限界を超えた曲面は生成されないので、その箇所の出力ポリゴンが欠けて書き出される場合もある。


4-3. 使用法

以下のようなコマンドラインを記述する。

divObj  入力ファイル名  分割数  出力ファイル名

入力ファイル名 : 前項の条件を満たすOBJファイル
分割数 : 2 〜 8 の整数
出力ファイル名 : OBJファイル名、またはVRMLファイル名
 (拡張子が ".wrl" の場合、VRMLで書き出す)


例: infile.obj を 4分割して、outfile.obj というファイル名で書き出す。

divObj  infile.obj  4  outfile.obj


5. 履歴

2004/05/23
v0.9.0 プレリリース。

2004/06/26
v0.9.1 boundSin の改良( boundRot と改名)。

2011/05/15
v0.9.1a 「Microsoft Visual C++ 6.0」では、私 (EISHIN) のPC環境でビルドすることが難しくなってきたので、ビルド環境を「Microsoft Visual C++ 2010 Express Edition」に変更。

2012/09/28
v1.0.0 ライセンスを、「GPL」と「二条項BSDライセンス」のデュアルライセンスに変更。ちなみに v1.0.0 未満のバージョンは「二条項BSDライセンス」のみである。


6. 使用許諾条件

本ソフトウェア(Beziex AT)は、「GPL」と「二条項BSDライセンス (2-clause BSD license)」のデュアルライセンスであり、本ソフトウェアの利用者はこのソフトウェアを利用または再配布するためにいずれかのライセンスを選ぶことができる。
なお各ライセンスの詳細は、下記のサイトを参照のこと。
GPL:
http://www.gnu.org/licenses/gpl.html
二条項BSDライセンス:
http://www.freebsd.org/copyright/freebsd-license.html
ただし上記ライセンスに関わらず、本ソフトウェアはあくまでも研究用なので、商用/非商用を問わず他のソフトウエアに組み込むことは推奨しない。

またデュアルライセンスとなったのは Beziex AT v1.0.0 以降であり、それ未満のバージョンでは「二条項BSDライセンス」のみとなっている。


7. ダウンロード






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