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10章 サンプル・ベースファイル 1. 概要 「4章 サンプル・アプリケーション」で述べた通り、当サンプル・アプリケーションは、
そこで当サンプルではベースファイルというものを設け、サンプル内にこのファイルを読み込むことにより、ベースファイル毎の形状を表示できるようにした。当ファイルはテキストファイルであり、拡張子は、
ただしこのファイルで設定できる幾何情報は頂点位置だけである。他の情報(ハンドルやコントロールバーの方向など)は、サンプルがこのファイルを読み込んだ時点で自動的に作られるようになっている。 またこのファイルには、曲面情報(1曲面毎のグループ)が存在しない。これは、bxDB.hのデータ配列と同じく、各種情報データが冗長となるのを防ぐためである。 2. 全体構造 当ファイルは大きく分けて、
2-1. コメント コメントは、ファイル内のすべての行に埋め込むことができる。ある行に、
2-2. ヘッダ部 現バージョンのベースファイルのヘッダ部には必ず、
2-3. メイン部 その名の通り、メインとなる部分である。この構造については、次項で説明する。 3. メイン部の構造 3-1. 概略 メイン部は次のような構造になっている。
これにより、k個の頂点の情報が記述されていることになる。3角曲面1枚だけであっても頂点は3個あるので、k≧3でなければならない。また曲面上の頂点ではない頂点、すなわち頂点だけで独立している状態のものを記述してはならない。 3-2. 頂点情報 頂点情報は次のような構造になっている。
3-3. 頂点位置 頂点位置は、
のように記述する(例:{ 1.0 1.0 -1.0 })。 3-4. ループ頂点/非ループ頂点フラグ このフラグの部分には、
3-5. 境界曲線番号の列(共有頂点上) ある形状に、m本の境界曲線があるものとする。この時、境界曲線番号は、0〜(m-1)となる。3角曲面1枚だけであっても境界曲線は3本あるので、m≧3でなければならない。また曲面上の境界曲線ではない境界曲線、すなわち境界曲線だけで独立している状態のものを記述してはならない。 今ここに、ある頂点からn本の境界曲線(n<m)が伸びているものとすると、その頂点情報内の「境界曲線番号の列(共有頂点上)」は
4. 記述例 以下に、立方体(サイコロ)が膨らんで球状になっている形状を定義するベースファイルを示す。ベースファイルに記述する情報は、1辺が長さ2、中心が原点である立方体そのものである。 この例では、
であることが分かる。
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